2009年07月10日 (金) | Edit |
738 おさかなくわえた名無しさん :2007/06/26(火) 22:47:43 ID:9e0iIEae
半年ほど前、真冬の夜出勤の途中。
大した雨でもなかったので、自転車で大通りを走ってたら猫の死体を発見。
うわ……と思いながらも、このままだと猫煎餅が出来てしまうので、道路脇
まで移動させた。
幸い、内臓はほとんど出てなかったので、ちょっと血が付いた程度。
さて、これからどうしたものかと途方に暮れた。
こういうのは、何だ、漫画だと公園に木の下に埋めたりするのだが……。
とか、我ながら出勤途中に何をやっているんだと思いながら立ち尽くしてい
ると、二十代半ばぐらいの兄ちゃんが自転車を止めた。
「どないしたんですか?」
「いや、猫の死体が……」
と、私がそれを指さすと、
「そういうのは、保健所の担当ですよ。つーても、保健所の電話番号知らへん
しな……おじさん、知ってる?」
「三十一なんやが。知らんなぁ」
「ほんなら、警察にでも聞くかな」
という訳で聞いてみると、今日はもう保健所も仕事が終わっていると思うの
で、明日引き取りに越させるという話になった。
739 おさかなくわえた名無しさん :2007/06/26(火) 22:48:23 ID:9e0iIEae大した雨でもなかったので、自転車で大通りを走ってたら猫の死体を発見。
うわ……と思いながらも、このままだと猫煎餅が出来てしまうので、道路脇
まで移動させた。
幸い、内臓はほとんど出てなかったので、ちょっと血が付いた程度。
さて、これからどうしたものかと途方に暮れた。
こういうのは、何だ、漫画だと公園に木の下に埋めたりするのだが……。
とか、我ながら出勤途中に何をやっているんだと思いながら立ち尽くしてい
ると、二十代半ばぐらいの兄ちゃんが自転車を止めた。
「どないしたんですか?」
「いや、猫の死体が……」
と、私がそれを指さすと、
「そういうのは、保健所の担当ですよ。つーても、保健所の電話番号知らへん
しな……おじさん、知ってる?」
「三十一なんやが。知らんなぁ」
「ほんなら、警察にでも聞くかな」
という訳で聞いてみると、今日はもう保健所も仕事が終わっていると思うの
で、明日引き取りに越させるという話になった。
「おっちゃん」
兄ちゃん電話しながら、俺に500円を渡してきた。
「三十一なんやが、これ何?」
「ちょっとそこのコンビニで一番安いタオル買ってきて」
「?」
兄ちゃんが警察に電話で場所の説明している間に、とりあえず言われた通り、
一番安いタオルを買って戻った。
兄ちゃんの方もちょうど電話が終わったので、とりあえず俺らは電柱の傍に
猫を移動させた。
という訳で、これでお役ご免かな……と思った所で、兄ちゃんが白い安物の
タオルを広げて猫に巻き付けた。
「えーと」
「死体が寒がるでしょ」
まあ、言わんとしている事は分かったので、頷いておいた。
「なんまんだぶなんまんだぶ」
「なんまんだぶなんまんだぶ」
二人とも、猫に手を合わせて、そのまま自転車で退散。
結局俺、あの兄ちゃんの名前分からんままだった。
――んで、職場で借りた食塩振りかけて、仕事に入りました。
ちょっくら猫の話を某所で読んで、ふと思い出し書き込みたくなった。
あと、猫の死体を発見した時は保健所に連絡は勉強になった。
兄ちゃん電話しながら、俺に500円を渡してきた。
「三十一なんやが、これ何?」
「ちょっとそこのコンビニで一番安いタオル買ってきて」
「?」
兄ちゃんが警察に電話で場所の説明している間に、とりあえず言われた通り、
一番安いタオルを買って戻った。
兄ちゃんの方もちょうど電話が終わったので、とりあえず俺らは電柱の傍に
猫を移動させた。
という訳で、これでお役ご免かな……と思った所で、兄ちゃんが白い安物の
タオルを広げて猫に巻き付けた。
「えーと」
「死体が寒がるでしょ」
まあ、言わんとしている事は分かったので、頷いておいた。
「なんまんだぶなんまんだぶ」
「なんまんだぶなんまんだぶ」
二人とも、猫に手を合わせて、そのまま自転車で退散。
結局俺、あの兄ちゃんの名前分からんままだった。
――んで、職場で借りた食塩振りかけて、仕事に入りました。
ちょっくら猫の話を某所で読んで、ふと思い出し書き込みたくなった。
あと、猫の死体を発見した時は保健所に連絡は勉強になった。
| ホーム |