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2ちゃんねるのまとめさいと
2007年09月01日 (土) | Edit |

  • 編集元:オカルト板より

    418 本当にあった怖い名無し :2006/08/24(木) 18:27:52 ID:raMZs4Fq0

    もうずいぶん昔の話。消防学校に入学して、半年って頃。
    うちの県の消防学校は川辺にあって、台風のときはよく溢れたりした。
    今でこそ、水門も完成して人通りの多い道に面してるけど、その頃は空いた土地をたまたま使った、みたいな
    凄い辺鄙な場所で、夜には街頭なんかほとんどない場所だった。
    水難事故もかなり多かったらしくて「ここはあぶない!」みたいな絵の看板が何十と立ってる不気味なところだった。

    消防学校って完全寄宿舎制で、基本的には寮生活なんだけど夏休みはみんな大体帰省する。
    でも幾人かは「訓練したい」とか「面倒だ」って理由で寮に残ってて、自分もその一人だった。

    8月も半ばの暑い夜に、寮にはクーラーなんかないから、外で涼むんだけど
    訓練棟やら車庫やらに川の音が響いて不気味だった。

    419 本当にあった怖い名無し :2006/08/24(木) 18:32:11 ID:raMZs4Fq0

    で、残った寮生同士で懸垂勝負だロープ登り勝負だ、って馬鹿なことを
    夜中の2時3時の涼しくなる時分までやってたら、学校の門の前を明かりが通っていく。
    最初はちらほらだったんだけど、気にしてから眺めてると10か20は通ってた。

    この辺には川しかないけれど、夏休みだし高校生が自転車でうろついてるんだろう、くらいに思ってた。
    でも、ちょうどその日は台風が通過したあとで、川が荒れてたから
    「なぁ、水防団の集まりでもあるんじゃねぇか?」
    って話になって、当時は時分も無駄に熱血なのが消防士の卵だったから
    「なんか手伝いでもいこうぜ」
    ってことになった。

    420 本当にあった怖い名無し :2006/08/24(木) 18:39:25 ID:raMZs4Fq0

    門を出ると、学校の塀がずっと続いてて
    塀がとぎれたところが川辺へ降りる道、って感じだった。
    明かりの行った先は川に降りる道しかないから、と
    訓練服(ジャージみたいの)に着替えて走っていったんだけど、明かりは見えてこない。
    「川辺まで降りてみるか」と伸びた草かき分けて降りていったら


    20か30人の子供が、対岸の川辺でぼーっと立ってるの。
    みんな白いシャツに短パン、坊主みたいな格好で、中には手に網もってたり。
    で、4人か5人の俺たちを気にすることもなく、ぼーっと立ってる。
    時間は3時とっくに回ってて、子供がいるわけないし、どう見ても「普通」の子供じゃなかった。

    「お前ら、遅いから帰れ!」って一人が叫んでみたんだけど、誰もこっち見ない。
    「これはおかしい」ってことで、すぐに向こう側に渡ろうとするんだけど橋が無い。

    421 本当にあった怖い名無し :2006/08/24(木) 18:48:21 ID:raMZs4Fq0

    「こっから4,500m先に橋あったよな?」
    っていって、急いで対岸にいったときには
    もう誰もいなくて、さざざざ、って川の音が反響してるだけだった。

    流石に怖くなって、帰り道は誰も何も言わなかったんだけど
    消防学校の門の明かりが見えたときに、ひとりがぼそ、って。
    「なぁ、今日って8月の何日だ?」
    「12日だろう。あ、日付変わったから13日だ」
    「じゃ、旧盆じゃないか」
    そのあとは恐ろしくて、食堂で男5人、念仏のようなものを唱えて朝まで過ごしていました。

    8月13日、月遅れの盆入り。ちょうどそんな日に、川辺にたっていたたくさんの子供たち。
    今でも、あの正気のない顔は頭から離れません。

    朝になってやってきた教官にそのことを話したところ
    「あぁ、お前らも見たのか」と笑ってからこう付け加えました。
    「あの子供の数増やしたくなきゃ、水難救助(訓練)、ちゃんとやっておけよ」と。

    今やコンクリートで護岸された川岸で、明るいあの場所に今も彼らが立っているかはわかりません。
    ですが、時々、消防学校に教えに行くときはこの話をして見せます。
    今思えば、消防学校の学生だからこそ、彼らが見えたのかもしれません。

    422 本当にあった怖い名無し :2006/08/24(木) 18:49:50 ID:raMZs4Fq0

    ひさびさの暑い日に、母校を訪れて思い出した話でした。
    長文&おっさんの思い出話ですまんかった。

    前半と後半で語り口調が違うのは勘弁


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